岡山住環境アセスメント
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                     当社の原点



 このページでは、当社の事業を立ち上げた理由を書きたいと思います。それはある出来
 事がその発端です。その出来事とは数年前にさかのぼります。
 私が当時勤務していた会社で、あるとき1件のリフォームの問い合わせを受けまし
 た・・・。

 
ある古いマンションを借りて住まれている高齢のご婦人のことです。分譲マンションで
 はありましたが、元々の部屋の所有者から借りて住まれており長く入居されていました。
 問い合わせはそのマンションの管理会社からでした。内容は、ユニットバスが古いから
 見てほしいとのこと。

 後日訪問し、そのお風呂を確認しました。するとそこは人が利用するに堪えられないほ
 どのすさんだ空間でした。お風呂にしては珍しい木製のドアは、当然ですがお風呂の湿
 気で反っていて、半分から下はささくれていました。さらに浴室内部の光景を見て一瞬
 息を呑みました。床は大きく割れてへこんでおり、一時的にその上にホームセンターで
 買ったであろう木製すのこを置いていました。それでさえ朽ちてカビが大量に生えてい
 たのです。
 高齢のためか掃除がままならない様子で、浴室全体にも黒カビが広がり、とても直視で
 きなかったのを記憶しています。

 傷み具合からみて、故意に破損させたものではなく、結構前から床にひびが出ていたの
 をそのままにしており、劣化が広がったとみることができます。
 ですが、まともに風呂さえ使えないのは最低限の生活が成り立っていません。

 なぜここまで放置されていたかと言いますと、関西にいる部屋の所有者が、なかなか直
 してあげなかったそうです。貸主としての義務を怠っていたのですね。しかも遠い県外
 にいますし。
 で、今回も所有者がリフォーム資金を出すことについては、ご婦人曰く「たぶん無理で
 しょうね・・」と寂しく言われました。でも、この状態だと応急的な補修は無理で、ユ
 ニットバスを全交換する以外に方法はありません。
 「快適なお風呂に入りたい」と言われたご婦人の言葉が今も耳に残っています。

 管理会社からの見積もり依頼なので、
工事の見積もりを作り管理会社へ送付し、オーナ
 ーの意向を聞いてもらう形となりました。見積もりは何とか必要最小限の内容に留めま
 した。
 が、数日後の管理会社からの返事は・・・やはり、「所有者の方がそこまでの予算はな
 いということです」という簡単な回答でした。

 実は、その後のあのお風呂がどうなったのかはわかりません。それ以上の介入の余地が
 当時の私にはありませんでした。「このままでいいの?あのお風呂どうすんだろ」とは
 思いつつも、正直、日常の営業活動に戻らざるを得ないのがなんともやりきれない気持
 ちでした。

 その当時を振り返ってみると、見積もりを作ることくらいしかできることがありません
 でした。部屋の所有者も管理会社も共に県外で、そこまで行って話しもできません。私
 も給料をもらっている身でしたので、日々会社に売上で貢献しなければなりません。時
 間をかけてまで利益にならないことをする余裕はありませんでした。
 あの住人の方にもっと他に何か力になれることがなかったのだろうかという自責の念も
 消えていません。

 でもこれが現状です。今の私なら何かしらまだお手伝いができたかもしれません。行政
 に相談したり、身内の方と話し合って転居を提案したりとか。つまりお客様と一緒にな
 って良い方向へと考えてあげることも今ならできるのです。なぜなら、本当にお客様の
 願望を叶えるお手伝いがしたいと思って独立したからです。

 これが理由です。

 日本の高度経済成長を支えてきた現在の高齢者の方々、ならびにその高度経済成長を見
 守ってきた昭和の時代の住宅。
 私たちは当たり前のように今の時代の快適さを謳歌していますが、その日本の基礎を作
 った人たち、そしてその人たちの暮らしを包み込んできた「住まい」も大変大きな役割
 を果たしてきたのも事実です。
 
 これからさらに高齢化が進み、高齢住宅も増加していきますが、その住宅も、かの昭和
 の功労者が住まう功労住宅として少しでも快適に低予算でリフォームさせていただくこ
 とが重要だと思っています。


 だから私の仕事はただのリフォーム屋ではありません。もちろん、家の中から外まで何
 でもやっています。ですが、困っていれば電球一個交換するのでも喜んでやります。足
 が悪くて買い物に行けなくても代わりに行きます。

 なぜなら私は日本で唯一の「住快適コンシェルジュ(お家の総合世話係」なのです
 から。 
 
 利益重視で、人をだましてでも売上を上げるような企業はもう存続できません。豪華な
 店舗や素晴らしい見せかけだけのウェブサイトを所有していても、その企業に携わって
 いる人のモラルやマナーが低俗では意味がありません。特にこの業界はそんな企業が山
 ほどあります。
 インターネットは整備され、何でもネットで買える世の中になりましたが、それでも無
 人で物は買えますがサービスはやっぱり人を介します。本来、安心して任せていいはず
 の福祉や介護の業界でも、あり得ない劣悪なサービスが横行しているのが問題にもなっ
 ている状況です。

 そんな中、私は永久に変わることのない黄金のルールをこれからもこの事業で目指した
 いと思っています。

 それは
 
「自分がしてもらってうれしいと思うことを 人にして差し上げる」

 これこそ究極の胸を張って言えるサービスなのではないでしょうか。
 自分の裁量で自由に動けることのできる今、できるだけ多くの人にこの事業を通して恩
 返しをしたいと考えています。

 長い文になりましたがこの辺で入力を終えます。なにとぞ、今後とも末永くよろしくお
 願いいたします。


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